東京藝術大学附属高校、東京藝術大学を経て,ミュンヘン国立大学に留学、東京藝術大学大学院修了。
フルートを田島裕子、中野富雄、中川昌巳、金 昌国、パウル・マイゼン各氏師事。第61回日本音楽コンクールフルート部門で当時史上最年少にて優勝、同時に加藤賞受賞。ヴィルトゥオーゾフルーティストとして高い評価を得ている。
説得力のある的確な解釈に加え、七色の音色と天性の存在感が、鋭い感性と輝かしい技巧による切れ味のよいアプローチにさらなる輝きを与え、全国各地で好評を博す。
東京交響楽団、 東京フィルハーモニーをはじめ主要オーケストラとソリストとして協演。日本有数のコンサートホールのひとつである彩の国埼玉芸術劇場のオープニングを担った他、エルンスト・ヘフリガー(テノール歌手)や新ブダペスト弦楽四重奏団、ヴィアノヴァ弦楽四重奏団、ザルツブルク・モーツアルテウム弦楽四重奏団などと共演、グローバルな充実した演奏活動をおこなっている。
子供と音楽のふれあいに興味を持ち、2000年4月には、国際交流基金の派遣でアフリカ(ザンビア、エジプト)において計8回のコンサート行ったほか、現地の小中学校でワークショップや2004年にはメルボルンにて児童を対象にしたコンサートを行った。2005年には愛知万博(地球博)にも演奏者として参加する。2009年には国際交流基金の派遣でオーストラリア、ニュージーランド、フィリピンで演奏。2010年平城遷都1300年祭記念祝典においては、天皇陛下ほか国内外の国賓の前で大極殿前庭にて篠笛奏者として演奏、NHKでもその模様が放映される。
アジアフルート連盟理事として日本、中国、台湾、韓国でも演奏および指導している。各種コンクール審査員を歴任。
2001年日本コロムビアよりCDデビューし、「カルメンファンタジー2001」「美空ひばりONフルート~愛燦燦」「モーツァルトフルート四重奏曲集~トルコ行進曲」を相次いでリリース。
2007年に安田芙充央フルートコレクションVol.1を発売。
放送出演では、NHK-TV「芸術劇場」/「トウトウアンサンブル」/NHK-BS[滝のアリア]/NHK-FM「名曲 コンサート」[現代音楽の時間]「ラジオ深夜便」「おしゃべりクラシック」「サタデーホットリクエスト」「大沢ゆうりのゆうゆうワイド」他多数放送出演。
書物はバンドジャーナル・ワンポイントレッスン。ザ・フルート別冊(フルートと弦楽器に響き)など。
現在、日本大学芸術学部教授。東京藝術大学、洗足学園大学客員教授。
日本を代表するフルート奏者の一人。